電気自動車の充電方式には、普通充電と急速充電というものがあります。ここではそれらの言葉の意味と、電気自動車の充電スタンドについて説明します。
      

■普通充電と急速充電の違い

普通充電というのは、自宅などでできる充電です。簡単にできる代わりに時間がかかります。フルに充電するのにだいたい10時間から20時間かかると言われています。

一方、急速充電というのは専門の設備を用意したスタンドで行う充電で、これはフルで充電しても20分から30分程度と極めて短時間で終わります。これが両者の違いです。

基本的に充電スタンドという場合は、この急速充電の方のみを指します。普通充電をスタンドでやっていたら時間がかかって仕方がないので、そのような充電をするスタンドなどないからです。

■充電スタンドの仕組み

仕組みはガソリンスタンドとよく似ていて、ガソリンの代わりに電気を補給する専用の機械が設置されています。その機械の横に電気自動車をつけて、そこから充電するというシステムです。やり方としてはガソリンの給油とまったく同じです。

ただ、上に書いたように時間がかかります。ガソリンの場合はほぼ空の状態から満タンまで給油しても5分ちょっとあれば終わりますが、電気自動車の場合は上に書いたように、20分から30分もかかってしまいます。急ぎの時にこれでは間に合わないので、電気自動車に乗ることをためらう人が多いというのもうなずけることでしょう。

■充電スタンドの普及状況

現時点では、あまり普及していないというのが率直な状況です。高速道路のSAや都心の一部のガソリンスタンドなどで見ることはありますが、田舎で用意されているところはほとんどありません。都会ですらまだまだ電気自動車のユーザーは少なく、なかなか採算があわないのに、これが田舎になったらもっと利用者が少なく、採算がとれないことは目に見えているからです。

こうしたことから、電気自動車(EV)を利用する人々は基本的に普通充電で対応していることが多いようです。つまり、毎晩自宅で充電しているということです。もちろん、これだと近距離しか運転できないので、長距離の時は別のガソリン車を使うか、あるいはガソリン車と併用して使うことができる、充電できるハイブリッド・カーであるPHVを利用する、という場合が多いようです。まだまだ電気自動車の普及への課題は多いといえます。